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新型コロナウイルスの予防方法と、お口から見直す体の免疫

新型コロナウイルス感染症によって、私たちの生活は一変してしまいました。

緊急事態宣言によって一度は新規感染者が減ったものの、規制が緩和された後は、感染者が増えています。ウイルスをゼロにすることは難しく、一人ひとりが感染予防に取り組む生活はまだまだ続きそうです。

「マスクはやっぱりした方がいいのか?」「正しい情報を知って、きちんと実践したい」など、日々疑問を抱えながら試行錯誤している人も多いのではないでしょうか。ウイルスから身を守るために、手洗いやマスク着用、3つの密を避けるなど、実践すべきことはたくさんあります。

また、睡眠、栄養をしっかり摂って、自身の免疫を高めることも大切だと考える人もいるのではないでしょうか。最近は、「口腔内(口内)環境を整えることで体全体の免疫を高める」という考え方も注目されています。ここでは、新型コロナウイルスの特徴や感染経路、予防策を再確認するとともに、体全体の免疫を高めるためのお口のケアや、口腔内環境の整え方についても詳しくご紹介します。

1. 新型コロナウイルス感染症とは

 

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)とは、新たに発見された「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)」によって起こる感染症です。

人に感染するコロナウイルスは、これまで、風邪のウイルス4種と動物由来の「重症急性呼吸器症候群コロナウイルス(SARS-CoV)」「中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)」の2種が知られていました。

「新型コロナウイルス」は2019年12月、中国・湖北省武漢市で確認され、その後、世界中に広がりました。動物由来のウイルスですが、宿主動物が何かはまだわかっていません。

WHO(世界保健機関)によると、潜伏期間は1日〜14日間、感染から5〜6日での発症が多く、主な症状として以下が挙げられています。

 

最も一般的な症状 発熱、咳、疲労感など
一部の患者にある症状 痛み、鼻づまり、頭痛、結膜炎、喉の痛み、下痢、味やにおいの消失、皮膚の発疹、指やつま先の変色など
重症化した場合の症状 呼吸困難・息切れ、胸の痛み・圧迫感、発話が困難、運動機能の喪失など

 

感染を広げないため、受診する場合はかかりつけ医や医療機関などへの事前連絡が必要です。

 

2. 新型コロナウイルスの主な感染経路

新型コロナウイルスは現時点では、「飛沫感染」と「接触感染」で感染すると考えられています。

注意しなければならないのは、無症状感染者もいることです。

肺炎を起こすウイルス感染症の場合、一般的には症状が強く出る時期に感染が広がりますが、新型コロナウイルス感染症は、症状が出る前や、発症前後に最も感染力が高いという報告があります。

そのことを踏まえて、「飛沫感染」と「接触感染」は、どのような場所や状況で起こりやすいのかを確認していきます。

 

〈飛沫感染とは〉

くしゃみ、咳、つばなど、感染者の飛沫に含まれたウイルスを口や鼻から吸い込むことで感染することを指します。WHOの報告では、5分間の会話で約3,000個の飛沫(1回の咳と同等)が飛ぶとされています。

近距離での会話や不特定多数の人との食事、他者と距離が保てない屋内で長時間過ごすことなどのリスクへの警鐘がされています。

 

〈接触感染とは〉

感染者が自身のくしゃみや咳、つばなどに触れた手で、周りの物に触れるとその場所にウイルスが付着します。その場所を他の人が触ると、ウイルスは他の人の手にも付着し、その手で口や鼻、目などを触ると粘膜から感染します。ドアノブや手すり、電車やバスのつり革、スイッチ、共有するパソコンなど、物を介して起こる感染を接触感染といいます。

3. 新型コロナウイルスの感染を予防する方法

ニューノーマルの挨拶

 

新型コロナウイルスの主な感染経路は、感染者の飛沫を吸い込むことによる飛沫感染、あるいは、感染者の飛沫が付着した物を介した接触感染であることが分かりました。

感染を防ぐためには、身近に存在するウイルスの量を減らすことが有効です。そのためには、「こまめな手洗い」「マスクの着用」「3密の回避」の実践が推奨されています。それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

 

こまめな手洗い

新型コロナウイルスの感染を予防するためには、こまめな手洗いが有効です。

新型コロナウイルスは、RNAウイルスと呼ばれるウイルスの一種で、外側に脂質でできた二重の膜(エンベロープ)を持っています。ウイルスだけで増えることはできず、人の粘膜に入り込んで感染を広げます。ただし、手指などの健康な皮膚には入り込めないため、手洗いなどでウイルスを洗い流すことで、接触感染のリスクを減らせます。

 

厚生労働省のホームページでは、流水で15秒ほど洗い流すだけでウイルスの量は100分の1に減ると紹介しています。石けんやハンドソープを使うとコロナウイルスの外側の膜を壊せるのでさらに有効であり、石けんなどで10秒もみ洗いした後、15秒すすぐとウイルス量が1万分の1になります。

 

手洗いの際は、手の甲、指先、爪の間、指の間、手首など満遍なく洗いましょう。

外出先などですぐに手洗いができない場合は、ウイルスの膜を壊して無毒化するアルコール(濃度70〜95%以下のエタノール)で、手指を消毒するのも有効です。

 

マスクの着用

新型コロナウイルスは、感染者のくしゃみ、咳、つばなどの飛沫を介して感染します。これまでの感染症と異なり、発症前の感染力も高いとされており、無症状であっても会話などを通じて感染を広げる可能性があります。

 

マスクは飛沫の拡散を防ぐ効果が高いといわれており、症状のあるなしに関わらずマスクの着用が強く推奨されています。電車やオフィス、ショッピングモールなどの屋内他、屋外でも、他者と十分に距離が確保できない状況で過ごすときは、感染予防及び感染を広げない観点から、マスクの着用が有効です。

 

マスク着用の際は、鼻と口の両方を確実に覆い、外す際にはマスク本体には触れずにゴムなどをつまんで外しましょう。外した後は、必ず手洗い、またはアルコールなどで手指を消毒することが大切です。

なお、高温多湿の環境でマスクを着用するときは、熱中症にならないように注意しましょう。屋外などで、他者と十分な距離(2m)がとれる場合はマスクを外し、日傘や帽子の活用、こまめな水分補給などで体調に配慮してください。

 

3密の回避

新型コロナウイルス感染症から身を守るためには、こまめな手洗い、マスク着用のほかに、「密閉」「密集」「密接」の3つの密を避けることも有効です。3つの密と、具体的な対策をご紹介します。

 

密閉空間を作らない 電車や車、部屋など密閉空間では、窓やドアを開けてこまめに換気をします。
密集場所を作らない 多くの人が集まる場面では、他の人と十分な距離(2m)を取ります。飲食店などでは一つ飛ばしに座るなど、他の人との距離を保てるようにします。
密接場面を避ける 互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や共同で作業をする密接場面はなるべく避け、近距離で会話する場合はマスクを着用します。大人数での会食や大きな声での歓声なども控えます。

 

ウイルスをゼロにすることは難しく、日常生活では一人ひとりが感染予防に取り組まなければなりません。

 

4. 新型コロナウイルスで変わる新しい生活様式と、実践のヒント

ワクチンの予防接種や治療薬ができるまではまだ時間がかかるといわれており、国は、新型コロナウイルスの感染予防と日常生活を両立するための新しい生活様式を提唱しています。どのようなものなのか、厚生労働省のサイトの「新しい生活様式の実践例」から詳しく見ていきます。

 

 

毎日の生活はどう変わる?

緊急事態宣言の最中と大きく変わるわけではありませんが、感染拡大を予防するためには、緊張感を持って以下のことを実践することが大切です。

 

・帰宅後、食事の前は石けんで丁寧に(30秒ほど)手を洗う

・外出先でもこまめに手を洗い、水がない場所ではアルコールで手指を消毒する

・人混みに行って帰宅した後は、すぐに着替え、シャワーを浴びる

・室内ではこまめに換気をする

・外出時は3つの密を避け、人との間隔はできるだけ2m(最低1m)空けるなど、常にソーシャルディスタンスを心掛ける

・会話をするときはマスクを着用し、真正面を避ける

・毎日検温するなど自己の体調管理を心掛け、発熱、体調不良の際は出勤や外出を控える

・いつどこへ行ったか、誰に会ったかなどをメモしておく

・出張や旅行などで移動する際は地域の感染状況に注意する

 

感染拡大を防ぐために意識すべきこと

「こまめな手洗い」「マスク着用」「3密の回避」など基本的な感染防止策を踏まえた上で、もう少し細かく、生活のシーンごとに気をつけた方がいいことを一覧で確認していきます。

 

〈手洗いや手指の消毒をするのはどんなとき?〉

・エレベーターのボタンや、ATM、カード支払の暗証番号入力などを利用したとき

・公共交通機関を利用して手すりやつり革などを利用したとき

・紙幣や硬貨を触ったとき

・スーパーやコンビニで買物をしたとき

・手指で触れることの多い携帯電話やスマートフォンもこまめに消毒

 

〈買物での感染リスクを減らすには?〉

・買物は空いている時間に1人で行き、通販なども利用する

・電子決済などを利用し、お金の受渡しを減らす

・レジに並ぶときは前後のスペースを空ける

・商品や展示品などにベタベタ触らない

 

〈外食での感染リスクを減らすには?〉

・屋外テラスなどを活用し、会話も控えめにする

・対面での着席は避け、横並びに座る

・大皿での取り分け、回し飲みは避ける

・持ち帰りやデリバリーの利用も選択肢に入れる

 

〈娯楽やスポーツでの感染リスクを減らすには?〉

・ジョギングは少人数で、空いている場所、時間に行う

・筋トレやヨガなど屋内で行う場合は、人との間隔を確保する。動画などの利用も考える

・屋内での娯楽では、人との距離を十分に取り、一緒に歌ったり大声で歓声を上げたりすることは避ける

・娯楽やスポーツは距離が取れるものを選んだり、リモート観戦したりする

 

〈新しいスタイルの働き方とは?〉

・テレワークの推進

・出勤する場合は時差出勤、ローテーション勤務、オンライン会議などの推奨

・対面での打合せ、会議などでは換気とマスク着用の徹底

ここに挙げた以外にも、有効な予防策があったら、積極的に取り入れる姿勢が大切です。

5.【予防と併せて】口腔内環境を見直し、体の免疫を高めよう

ここまでは、一般的な知見に基づいた感染対策をご紹介してきましたが、ここからは、今注目されている「口腔内環境を整えることで体全体の免疫を高める」という考えと、日常生活でできることについてご提案します。

 

 

強い体を作るには、免疫を高めていくこと

 

「あの人は免疫があるからインフルエンザにかからなかった」「不摂生のせいで免疫力が落ちて、風邪を引いてしまった」など、日常生活で「免疫」という言葉をよく使うものの、「免疫」が何を指すのかよくわからない人も多いのではないでしょうか。

 

免疫とは、細菌やウイルスなどが体に侵入すると、それらを排除するために戦うシステムです。

私たちの体には、感染症などから体を守り、健康に過ごせるようにするための免疫システムが備わっています。

免疫には、ウイルスや細菌が入ったらすぐに動く白血球などの「自然免疫」、ターゲットとなるウイルスや細菌などを特定して動く「獲得免疫」の2種類があります。

 

例えば、はしかに一度かかると、ほとんどの人には「獲得免疫」ができて、一生免疫が持続すると言われています。一方で、一度かかっても、免疫が長くは続かず、何回もかかる感染症もあります。また、ワクチンを打つことで感染症にかかる前に免疫をつける方法もあります。

 

新型コロナウイルスは、まだ病態も研究途上で、ワクチンも開発中でいつできるかわかりません。また、一度かかった人の免疫がどれくらい続くのかも不明です。

同じ感染症にかかっても、軽く済む人、重症になる人など、人によってその症状や重症度はさまざまです。体の免疫を高めて、感染症にかからないようにしたいと誰もが思うでしょうが、人間の体は複雑であり、「これをすれば免疫が高まる」という方法が明らかになっているわけではありません。

 

一般的には、過度なストレスを避け、規則正しい生活習慣、適度な運動、十分な睡眠、栄養バランスの取れた食事などを心掛けることが、免疫システムを正常に機能させることにつながるといわれています。

また、最近では、体の免疫を高める近道として、体の入り口である口腔内環境を整えるという予防医学の考え方が注目されています。次で、詳しくご紹介します。

 

体全体の免疫を高めるには、口腔内環境から見直そう

 

人の血液や体液の中には、免疫グロブリン(抗体・Ig)が存在し、免疫システムの中で大きな役割を担っています。

免疫グロブリンは5種類あり、このうちの「IgA」が、人の口の中や気道、腸管などの粘膜に多く存在し、細菌やウイルスなどを排除する「粘膜免疫」というシステムを担っているといわれています。

 

口の中や体内には、もともとたくさんの細菌がいます。善玉菌と呼ばれ、体を守る働きをする菌もいれば、体に害を及ぼす悪玉菌もいます。年齢や生活習慣などの変化によって菌の量は変化しますが、通常はバランスを取りながら良い菌も悪い菌も共存しています。

しかし、バランスが崩れて悪玉菌が増えすぎると、免疫システムも働きにくくなり、歯周病や発熱、炎症など体の不調につながるといわれています。

 

体の入り口である口腔内環境を見直すことで、インフルエンザの発症が10分の1に減ったという研究もあります。

これは、東京歯科大学名誉教授の奥田克爾氏らが実施したもので(※1)、65歳以上の在宅療養高齢者190人を「口腔ケア介入群98人」と「それ以外の対照群92人」に分け、口腔ケア介入群には歯科衛生士による口腔ケアを1週間に1回、6カ月間行いました。その結果、口腔ケア介入群では口腔内の細菌数が減っただけでなく、インフルエンザを発症した人が対照群の10分の1でした。

この研究は大きく注目された結果、テレビ番組などでも紹介されたため、お口のケアの重要性は広く認知されました。次では、口腔内環境の整え方について見ていきましょう。

※1

参照:「健康な心と身体は口腔からー高齢者呼吸器感染予防の口腔ケア」奥田克爾氏ほか(日本歯科医学会誌Vol.25・2006年より)

 

 

口腔内環境と細菌

人の体には、500〜1000種類もの細菌が存在し、個数にすると500兆〜1000兆個にもなります。

体の中でも特に、口と腸の中に多くの菌が存在し、善玉菌、悪玉菌などが集団になってフローラ(細菌叢)を形成し、全身の状態をコントロールしています。フローラは、人によって菌の種類や割合が異なり、指紋のように全く同じフローラを持つ人はいないといわれています。

 

体の健康のためには、口内フローラを健康な状態に保つことが大切です。現在、世界では、優れた善玉菌(プロバイオティクス)によって健康を保つ「バクテリアセラピー」が注目されています。

「バクテリアセラピー」とは、良質な乳酸菌など体内環境を整えてくれる善玉菌によって、病気の予防を行う技術や考え方を指します。

 

口腔内の環境を整えるためには、口腔内を清潔に保つことが重要です。

日本歯科医師会のホームページでは、新型コロナウイルス感染症の重症化リスクを低くするための一つの方法として、口腔清掃の重要性を紹介しています。

参照:「新型コロナウイルス感染症に負けない歯と口の健康づくり」(日本歯科医師会ホームページ)

鶴見大学歯学部教授の花田信弘氏は、口腔清掃を怠ると歯周病に罹患する可能性が高まり、歯周病になるとウイルスが侵入しやすくなったり、細菌や毒性物質が血管を通じて全身へ広がったりすると指摘しています。それが、糖尿病や狭心症などの慢性疾患や誤嚥性肺炎、新型コロナウイルス感染時は免疫暴走の危険因子になるとしています。

 

口内フローラを整えるお口のケア

口内フローラを整えるためには、お口のケアが重要であり、日常的にできることとして以下が推奨されています。

 

1. 歯を磨く

歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスなどで毎食後の歯磨きを丁寧に行い、悪玉菌を排除しましょう。歯磨きを怠るとどんどん増殖してしまいます。

 

2. 医療機関で口内クリーニング

毎日の歯磨きでは取り除けない汚れがあり、その場所が悪玉菌の温床になってしまいます。定期的に医療機関で専門家のケアを受けましょう。

 

3. 口内フローラの正常化のために食事にも気を配る

歯磨きや口内クリーニングは、悪玉菌を減らせる一方で、善玉菌を減らしてしまう可能性もあり、体の健康のためには腸内フローラを整えることも大切です。

そのためには、善玉菌を含む食材(納豆、味噌、善玉菌を含んだヨーグルトなど)や、善玉菌の働きを助ける食材(大根・サツマイモ・海藻類・ごぼうなど)を摂ることも大切です。

新型コロナウイルスをはじめとした感染症を予防するためには、こまめな手洗いやマスク着用、3つの密を回避などの予防策と併せ、体全体の免疫を高めるために、口腔内環境を整えることをおすすめします。

6. まとめ

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、現時点では、「飛沫感染」と「接触感染」で感染すると考えられ、一般的な感染症と異なり、無症状の感染者から感染する可能性もあることに注意しなければなりません。そして、感染を防ぐためには、「こまめな手洗い」「マスクの着用」「3密の回避」の実践が推奨されています。

 

また、ワクチンや治療薬ができるまではまだ時間がかかるといわれており、国は、感染予防と日常生活を両立するための新しい生活様式を提唱しています。感染症の予防策と併せ、最近では、体の免疫を高める近道として、体の入り口である口腔内環境を整えるという予防医学の考え方が注目されています。

 

体の健康のためには、口内フローラを健康な状態に保つことが大切です。口内フローラを正常に保つために、歯磨きや口内クリーニングをする、善玉菌を含む食材などを摂るといったことから始めてみてはいかがでしょうか。

 

監修:佐藤 留美 先生

朝倉医師会病院 呼吸器内科部長

専門領域:呼吸器内科一般、感染症

医学博士
日本内科学会認定医・指導医、総合内科専門医
日本呼吸器学会専門医・指導医
インフェクションコントロールドクター
日本結核病学会結核・抗酸菌症認定医・指導医
日本感染症学会専門医・指導医
日本化学療法学会抗菌化学療法認定医・指導医
日本アレルギー学会専門医

所属学会
日本内科学会、日本呼吸器学会、日本アレルギー学会、日本感染症学会、日本結核病学会、日本化学療法学会

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